出会いが無い社会人がマッチングアプリを始めてみたら素敵な恋ができた
俺は恋愛経験が少ない人間だ。
学生時代にクラスメイトの女子と話したりすることはよくあったが、女性とお付き合いする機会は少なかった。
社会人になると、出会いも少なくなり、ますます恋愛と向き合う時間が無くなっていった。
そんな俺を見かねて救いの手を差し伸べてくれたのは、高校からの付き合いである友人だった。
同じ歳で波長が合いそうだった
その友人は、大学時代にマッチングアプリで彼女をつくり、現在はその彼女と同棲までしている。
マッチングアプリでここまで上手く行くものなのかと俺は驚いていたが、そんな友人が俺にマッチングアプリをオススメしてきた。
俺は友人のマッチングアプリの実績を間近で見てきたが、それでもマッチングアプリに対して少し抵抗があった。
マッチングアプリに対して勝手に危険な印象を持っていたのだが、友人と居酒屋で飲んでいる時、その場のノリでマッチングアプリをインストールすることになってしまった。
友人の言う通りにプロフィールを作成し、手当り次第気に入った女性の写真にハートをつけていく。
こんな適当で大丈夫なのかと思っていたが、意外にも女性からのメッセージが届くようになっていた。
しかし、女性とメッセージでやり取りをする為にはアプリに課金をしなければならなかった。
俺はそこで止めようと思ったが、結局友人の勧めで、期間限定で課金をすることになった。
課金をすると、女性とのメッセージでのやり取りが可能になり、何人かの女性と連絡を取れるようになった。
そんな中で、趣味や住んでいる場所が好都合で、尚且つ見た目の感じも良さそうな女性と連絡を取るようになった。
年齢も同じ歳で、波長が合いそうだったので、その女性と会う約束をした。
実物しっかりと可愛くて緊張してしまった
女性の名前は美月とする。
会う約束をしたことを友人に伝えると、友人も喜んでいた。
そして美月と実際に会う当日。
少しオシャレなカフェで待ち合わせをし、約束の時間より少し早めに俺が待っていると、時間通りに美月はやって来た。
マッチングアプリあるあるで、実物を見るとガッカリしてしまうようなこともあるかもしれないと覚悟していたが、実物の美月もしっかりと可愛くて急に緊張してしまった。
大きな目に綺麗な肌、笑顔になった時に出来るえくぼが俺の胸をキュンとさせた。
カフェに入り、俺達はお互い少し緊張しながら色々と話をしていた。
話してみると、気が付けば距離は縮まっており、その日のうちに最初の緊張は無くなっていた。
美月と話していて居心地がいいと感じた。
俺は今後も美月と会いたいとその日に思った為、
「また会おう」
と伝えると、美月もニコッと微笑み
「そうだね」
と言ってくれた。
涙を一粒こぼしながら微笑んでくれた
このまま美月を手放すのは勿体ないと思っていた。
その後、俺と美月は会う頻度が多くなっていき、色んなところでデートを重ねた。
会う度に美月のことを好きになっている自分がいた。
その話を友人にする度に、友人も応援してくれていた。
美月は俺の事をどう思っているのだろう。
それだけが心配だったが、会ってくれるということは、嫌では無いのだろうと勝手に都合良く解釈していた。
俺からデートに誘うことが多かったが、美月からデートに誘ってくれることも段々と増えてきた。
デートの回数だけ重ねて、俺は美月に告白することが中々出来なかったが、クリスマスの時期が近付いていた。
そしてデートをしていたある日、俺は美月に言った。
「クリスマスは暇なの?」
すると美月は
「まあ、まだ分からないかな」
と返してきた。
俺は早く美月を手に入れたいと思い、そのまま美月に愛の告白をした。
すると、美月は涙を一粒こぼしながら、えくぼをつくり微笑んでくれた。
そして
「私も好き」
と返してくれた。
そのまま2人で抱き合い、俺達はついに正式にカップルとなった。
マッチングアプリから始まった恋は今も続いている。
マッチングアプリから始まった素敵な恋物語でしたね。
最初のデートが終わった後に、再び2回目のデートができれば相手も自分を良く思ってくれているということです。
デートを複数回重ねることができたら、あとは思い切って告白してみましょう。きっと相手は笑顔になってくれること違いありません。